デグーの主食は、チモシーで、おやつには、えん麦や乾燥野菜、ペレット等がよく聞かれます。その中の、「えん麦」、名前は聞くけれど、何か分からない方も多いのではないでしょうか。
えん麦とは?
イネ科カラスムギ属の植物で、オーツ麦・オート麦・マカラス麦・カラス麦と、色々な呼び方があります。
えん麦は、日本では馬の飼料作物として栽培され、食用としてはまったく利用されていません。
でも、世界では約5,000万tの生産があり、これはコムギ・イネ・トウモロコシ・オオムギに続く 世界第五位の生産作物になっています。
何故世界中でそんなに栽培.収穫されているかというと、日本以外の国では、エン麦を食用として利用しているからなのです。
具体的に、アメリカでは、えん麦のパンとして普及しているようです。
欧米の朝の定番のオートミールも、えん麦を食べやすいように加工した食品です。日本でも、大腸内の掃除作用により便秘の改善や大腸がんの予防などの効果が期待されたり、コレステロールを排泄して、動脈硬化を予防する効果もあるという理由から、健康食品として食している方もいます。
日本でいう、お米のようなものですが、日本でお馴染みの玄米よりも数倍の栄養価があるとされています。
デグーは、栄養価の高い食品を食べているのです。
栄養価は高いけれど、カロリーの事を考えると、あげすぎはよくないのです。
えん麦は1日に何粒?
デグーはもともと粗食の生き物ですので、カロリーの高い食事をすると、寿命を縮めたり、糖尿病になってしまいます。
えん麦は、栄養価の高い食品なので、デグーのおやつとして、1日に10粒以内を目安にあげるといいです。
でも、ただえん麦をあげているだけでは、段々と飽きてしまって、食べなくなったり、おやつを欲しがり牧草を食べなくなったりします。デグーは、とても頭の良い生き物なので、わがままになってしまいます。
えん麦をおやつとしてあげる時に、ご褒美としてあげることを考えるのです。
部屋で散歩をして、自分のゲージに入った時や手の上に自分から乗りに来てくれた時等、そうすると、デグーも、行動=おやつ(ご褒美)となり、おやつの価値があがったり、言うことを聞いてくれるようになるのです。
まとめ
1日に10粒以内を目安に、ご褒美として、デグーとの触れ合いを楽しみながらあげましょう。
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