野生のデグーは、自然の中で色々な種類の草を食べていますが、飼育されているデグーには、栄養面からチモシーという牧草を与えるのが一番良いとされています。
チモシーにはどのような種類があるのか、また、どの位の量をあたえればいいのかを調べてみました。
市販されているチモシーの種類
チモシーは、他の牧草と比べて、栄養価が高くカロリーが控えめです。
チモシーはイネ科の多年草で、日本では主に北海道や東北地方で栽培されています。
市販されているチモシーの産地は、アメリカンチモシー、カナダチモシー、北海道チモシーがあり、外国産のものは降水量が少ない地域で栽培されているので、固くてかみごたえがあります。
北海道産などの国産のものは、少し柔らかめのようです。
収穫時期により3つのタイプがある
チモシーは、収穫された時期によって、次の3期のタイプに分かれます。
≪1番刈り≫
最初に刈り取られた牧草。春から初夏に刈り取られる。
栄養価が高く繊維質が多い。
大きく固いので、小さいデグーは食べないことが多い。
≪2番刈り≫
1番刈りの後に生えた牧草。晩夏から秋に刈り取られる。
1番刈りより栄養価は劣るが、柔らかいので食べやすい。
小さいデグー向け。
≪3番刈り≫
2番刈りより後に生えた牧草。冬の初めに刈り取られる。
2番刈りの牧草よりも、かなり柔らかくて、全体的に細く、とても甘い香りがする。
牧草を食べるメリット
・デグーは、奥歯を擦るように牧草を食べるので、奥歯が伸びすぎるのを防ぐことができます。
ペレットは前歯で食べるので、ペレットだけでは奥歯が伸び続けてしまい、不正咬合などの病気の原因になってしまいます。
・食物繊維がたっぷりなので、お腹の調子が整います。
牧草を与える量は多めに
デグーのエサは、牧草が主食で副食にペレットを与えるというのが理想です。
牧草は、いつでもたくさん食べられるように、多めに与えます。
1日2回補充している方が多いようです。
1日に2回補充できれば、新鮮な牧草を与えることができます。
まとめ
デグーに与える牧草は、チモシーがよいということが分かりました。チモシーはヘルシーな上に栄養価も高く、デグーに最適な牧草といえます。
また、牧草をエサとして与えれば、歯の伸びすぎを防いだり、お腹の調子を整えてくれるというメリットもあります。
デグーが、新鮮な牧草を十分な量を食べられるように、たくさん与えてあげましょう。
今のあなたにおすすめの記事