デグーは、比較的簡単に飼育ができる動物です。ハムスターと似ている見た目ですが、飼育はチンチラやウサギに似た飼育方法になります。
野生のデグーと違いペットとして生活をするデグーは爪を切ってあげたり、歯を削ってしまうといったケアも必要になってきます。
デグーの飼育方法
デグーは、チリの山岳地帯に生息する動物で、全長15cmから20cmぐらいの大きさになります。鳴き声もありますが、そこまで大きい声ではなくエサを欲しがったり、かまってほしいときにに鳴きます。
エサは、牧草やペレットとよばれる栄養食を与えます。ホームセンターやペットショップのウサギやハムスターのコーナーでエサは購入することができます。
飼育するためには、ケージが必要でハムスターのケージよりも大きく、ウサギよりも小さいサイズのものを使うようにします。ケージの中には牧草や新聞紙などを敷いておくと動きやすくなります。
デグーはケアが必要
飼育をしていくなかで、デグーのケアも必要になってきます。野生のデグーと飼育されているデグーでは違いがあります。
野生のデグーは硬い草を食べたり地面を掘ったりするので、ツメが削れたり、前歯や奥歯が削れたりしていきます。飼育されているデグーはそれらを行うことができないのでツメや歯が伸び過ぎたりしてしまいます。
ツメや歯が伸びすぎるとケガの原因になります。これらのケアの方法として、ツメは赤ちゃん用の爪切りなどで切ることができます。
歯は人間のツメぐらいの硬さで、削り木とよばれる柔らかい木をかじることで、歯を削ることができます。硬すぎる木の場合は歯が折れてしまうので注意が必要です。
奥歯の場合は、牧草やチモシーというものをエサとして与えると、よく噛んで食べる必要が出て来るので削れていきます。
夏と冬は気温に注意
デグーは、体温調節が苦手な動物で、殆ど汗をかきません。15℃~28℃の気温で生活をすることがデグーにとってはベストな環境で、夏場は熱中症、冬場は低体温症になってしまう可能性があります。
エアコンなどをつかって気温を調整することがベストですが、長時間エアコンをつけられない場合は、部屋を締め切らない、ケージなかにアルミボードや保冷剤をタオルで巻いたものなどを置いて、直接デグーを冷やす事が必要になります。
冬場は、部屋を暖かくしたり、ケージの中に牧草を多くいれたりすると暖を取りやすくなります。
まとめ
デグーは飼育しやすい動物ですが、準備としてケージが必要になってきます。ケージの中には寝床やエサ場など必要なものがいくつかあります。飼育していくなかではケアも必要で、ツメを切ってあげたり、硬いエサを定期的に与えることで、歯をすり減らせることも必要になってきます。体温調節ができない動物なので、飼い主がしっかりと気温を調節していく必要です。
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