デグーは、暑さにも弱いのですが、寒さにも弱いのです。室温が10℃以下になると、低体温症という病気になり、最悪の場合亡くなってしまうこともあります。
急に朝晩が冷える、11月や12月頃から、室温には注意が必要なのです。
低体温症って何?
低体温症とは、デグーの体の体温が下がることで、生命にかかわる色々な機能が停止してしまい、動かなくなる病気です。
デグーのような生き物は、酵素の働きで生きています。
酵素は体内で起こる様々な化学反応を体温程度の穏やかな温度で促進させています。
「消化」「吸収」「代謝」「排泄」などがその酵素の働きの代表的な例なのですが、室温等が下がってしまい、限界以下にデグーの体温が下がると、これら酵素の働きが停止してしまい、命に関わる重大な事態になるのです。
デグーの寒さ対策法
まずは、保温対策をしっかりしてあげることです。
デグーの飼育で快適な温度は、25℃~27℃です。最悪でも、ケージの中の温度が20℃より下がらないように注意しましょう。
温度が下がってから、保温対策をしていては、デグーが低体温症になる危険があるので、早めの保温対策がいいのです。
1、エアコン対策は、春先や初秋の少し肌寒いくらいの時に効果があります。
本格的に寒くなると、ケージの中までは温かくなりにくいので、向いていません。
2、ケージを置く環境対策は、ケージを床から30センチほど離すことで、床からの冷気を遮断します。
また、天気の良い日は窓際に移動させ、寒くなると、窓からなるべく離しておきます。
3、床の暖房対策は、ペット用のヒーターを使うことです。
しかし、デグーに噛み癖がある場合は、コードを噛まないように対策が必要です。
4、ケージの側面の暖房対策は、オイルヒーターやパネル型のヒーターを使います。
ケージ全体を温めてくれます。ひよこ型電球のヒーターもありますが、本体が大きかったり、コードを噛んだりすることもあるので、設置に工夫が必要です。ガラスやアクリル製の水槽などで熱が逃げないようにすることもお勧めです。
5、ケージ全体を覆う対策は、プチプチ(緩衝剤)や毛布でケージ全体を覆うことで、冷気が遮断されます。
その他にも、フリース生地の寝袋を置いておくと喜びます。
まとめ
快適な温度、25℃~27℃を保ち、寒さを乗り切りましょう。
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