デグーもくしゃみや歯ぎしりをします。くしゃみや歯ぎしりをしても、すべてが病気というわけではありませんが、病気の兆候となっているものもあるようです。
それはどのような場合なのかを調べてみました。
デグーが歯ぎしりをするとき
デグーが歯ぎしりをするのは、どのような時でしょう?
かじり木をかじった時や、寝ている最中や飼い主になでてもらった時など色々な状況で出ているようです。
歯ぎしりだけでなくよだれを垂らしている状況だと、病気の可能性が高くなります。すぐに獣医師に診てもらいましょう。
歯ぎしりは不正咬合の疑いがある
歯ぎしりやくしゃみの症状で疑われる病気は、不正咬合です。
不正咬合とは、デグーは草をしっかりと噛むことによって歯を摩耗して伸びすぎを防いでいますが、歯の摩耗がうまく出来ずに、歯の噛み合わせが悪くなった状態のことをいいます。不正咬合になると、草を上手に食べられなくなるので、食事量が減少し、痩せてしまいます。
不正咬合の症状
・歯ぎしりを頻繁にする
・たべていないのに口をモグモグする
・よだれが出る
・口をこする
等があります。
治療法としては、麻酔をかけて伸びている歯を削ります。
一度不正咬合になってしまうと、伸びた部分を削っても正常な噛み合わせに戻らないことも多いようです。
歯が伸びるたびに削る必要があります。
また、不正咬合とともに、歯根が伸びてしまうことがあります。
上あごの歯根が過長すると、鼻腔(鼻から入った空気の通り道)を狭くしてしまったり、眼や鼻涙管(眼から鼻に涙を通す管)等を圧迫してしまうことがあります。
症状としては、以下のものがあります。
・くしゃみを頻繁にする
・鼻水が出る
・呼吸が荒くなる
・涙目になったり、目やにが出る
レントゲン検査をしてもらい、歯根がどのような状態なのかを診てもらいましょう。
根本的な治療としては、抜歯を行いますが、年齢や状態によって麻酔のリスクが高い場合などは、呼吸を楽にするために酸素室を使用するなどの対症療法を選択することもあります。
くしゃみは肺炎の可能性もある
デグーが頻繁にくしゃみをしている場合、肺炎の疑いもあります。
初期症状としては、鼻水、くしゃみ、呼吸が荒くなる、呼吸時に呼吸が鳴るような音がする、などがあります。
すぐに獣医師に診察をしてもらいましょう。
まとめ
デグーの歯ぎしりの多くは、デグーの感情のあらわれであることが多く、すぐに病気に結び付くようなものではありませんが、くしゃみやよだれ、目やになどの症状が出ている場合は、獣医師に診察してもらいましょう。
普段からよくデグーの体調管理をし、変わった症状が出ていないかチェックしましょう。
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