デグーは体内でビタミンCが作られないため、ビタミンCを摂取することが大切とありますが、最近では少量ですが、デグーの体内でビタミンCを作ることができるようになったとの研究成果があります。
それは、デグーは、体内に L-グロノラクトンオキシダーゼという酵素が必要量存在している事から、体内でビタミンCを合成できているというものです。
また、もともと、デグーの食べ物には、ビタミンCを多く含むように作られているものがたくさん販売されているため、改めてあげる必要がないのです。
しかし、ニンジン・ほうれん草・春菊・キャベツ・キュウリ・スイカの皮・
バナナ・リンゴにはビタミンC酸化酵素が含まれていて、多量に摂取すると、せっかくのビタミンCを壊してしまうので食べ物としてはふさわしくありません。
ビタミンCが必要な時はいつ?
ビタミンCが必要なデグーは、出産前後の母親や出生3ヶ月未満の幼いデグーに対してです。
デグーのベビーは、母親デグーの母乳で育ちます。また、少しずつ、親の真似をして、牧草を食べるようになっていくのですが、デグーのベビーにはビタミンを十分体内で合成できないため、出産前後の母親や出生3ヶ月未満の幼いデグーは、飲み水にビタミンCを配合するといいのです。
そうすることで、生存率が飛躍的に向上するとも言われています。
ビタミンCが少ないとどうなるの?
デグーのビタミンCが少なくなると、ビタミンC欠乏症を発症し、体重があまり増加しない、徐々に衰弱、動きたがらず、びっこをひく、歯肉からの出血などが報告されています。
また、血が止まりにくくなり体の関節部分に内出血が起きやすく、デグーは痛みで動作が緩慢になるようです。
免疫力も下がるため、感染症にかかりやすくなり、急に亡くなる(のように見える)場合もあります。
ビタミンC摂取で注意すること
ビタミンCは草食動物であれば新鮮な草などから十分に摂取できます。
しかし、ビタミンCは壊れやすいので、ペレットなど開封して時間が経つと減少してしまいます。
アブラナ科の緑の葉には、ビタミンC・ビタミンB群・カロテン・鉄分・カルシウム・カリウムなどが多く、抗がん効果もあるといわれています。
まとめ
ビタミンC配合の飲み水は、ベビーや出産直後の母親デグーに効果的です。
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