デグーがご飯を食べなくなると、とても不安になりますね。
人気が出てきたとはいえ、まだまだ浸透しているわけでもないので、動物病院でも果たして対応してくれるかどうか…。
とにかく、ご飯だけは何とか食べるようになって欲しいですね。それでは、デグーが何故ご飯を食べなくなるのか調べてみました。
デグーのご飯とは?
デグーはそもそも、チリの山岳地帯が原産になります。
そこで、チモシーと呼ばれるイネ科の多年草を主に食べています。
完全な草食なので、牧草と水だけで生きていけるそうです。
もともと簡素な食事が身体に合っていて糖分は代謝しにくいので、栄養価の高い食べ物を与えてしまうと病気になってしまいます。
ペレット等のデグーフードは嗜好性が高く、気に入るとそれだけを食べるようになる恐れがあります。
しかも、栄養価が高い為、与え続けると糖尿病などの病気になることもあります。
ペレットは栄養補助食品としておやつにあげるのが良いでしょう。
何故食べなくなるの?
それでは、正しいご飯を与えているのに何故食べなくなるのでしょう。
そこには様々な要因があるようです。
まず、デグーの病気が考えられます。
食滞といって何らかの原因で消化管の働きが滞ってしまうことが挙げられます。
これは激しい腹痛を伴うので、丸まって動かなくなります。
次に不正咬合が考えられます。
デグーは上下の歯を擦り合わせて食べます。
また、食べていない時でも擦り合わせて、伸び続ける歯の長さを調節しているのですが、それが噛み合わなくなってしまうのです。
そうなるとうまく食べられなくなり、ご飯をこぼしたりよだれが出たりするようになります。
どちらの場合も歯ぎしりをするようなので、歯ぎしりが見られたら病院に連れて行くことをお勧めします。
そのほかの原因としては、ご飯がおいしくないことが挙げられます。
主食の牧草の保存状態が悪く、香りが飛んでしまったり、湿気ってしまったりすると食が進まないようです。
また、デグーは頭が良いのでご飯が急に変わると警戒して食べなくなります。
もしご飯を変えたかったら、今までのものに新しいものを少しずつ混ぜていき、量を増やしていくことをお勧めします。
この様なことを防ぐため、初めから色々な種類のご飯を混ぜて与えておくのが良いようです。
まとめ
デグーはとても愛らしく、私たち人間にもよく懐いてくれるかわいいペットです。そんなペットが急にご飯を食べなくなったら心配ですね。言葉が通じるわけでもなく、表情に現れるわけでもないのですが、よくよく観察してください。きっとどこかにサインが表れているはずです。それでも分からなければお医者さんの力を借りましょう。一日も早く、モリモリ食べて、いつもの愛らしい姿を見せてくれるといいですね。
今のあなたにおすすめの記事