ゲッ歯類の特徴である一生伸び続ける歯を持つデグー。口から伸びる２本の前歯は見ていてとても愛らしいですね。デグーの歯の色はご存じでしょうか？
実はデグーは歯の色で健康状態がチェックできるのです。
本当の歯の色はオレンジ色
人間や他の動物達には白い歯を持つ生き物が多いと思われますが、デグーは白いかと言うとそうではありません。
デグーの歯はオレンジ色をしているのが健康の証です。
これは牧草を主食としているデグーの特徴です。
デグーは山岳地帯などの厳しい環境に住んでいます。そこで取れる食料と言えば、そう豪勢な物は取れないでしょう。
デグーは草食で粗食、牧草だけで十分に栄養が取れる生態をしています。
牧草は栄養価が高い食べ物ですので、牧草を主食としているデグーの歯はオレンジ色をしており、元気な証拠となっています。
一方で歯の色が白いデグーも見た事があるかもしれません。
人間と一緒の色だなと思いきや、デグーの歯の色が白い事は良い事ではありません。
デグーの歯が白い時は不健康
デグーは本来粗食の生き物なのですがペットとして飼われた場合、ネズミに似ているから雑食でしょうという見解や、かわいいから色んな物を食べさせてあげたい、という飼い主の思いから色々な食べ物を与えられてしまう事があります。
この場合、デグーの歯の色は白く変わってしまいます。
白は栄養が偏っている証拠です。
色々食べさせてあげているのになぜ？と思うかもしれません。
色々食べさせてしまうと、粗食な食べ物に慣れているデグーの体内では栄養を処理する事ができません。
特に糖分がそうです。
体内の糖分を処理する事ができないので果物や野菜を食したデグーは糖尿病にかかってしまいます。
糖尿病は悪化をしてしまうと命にも関わる事態になりますので、デグーに与える食事についての知識は絶対に取り入れなければなりません。
基本はチモシーなどの牧草、たまにデグー用のフードを副食として与えれば十分です。
生野菜や果物は避けるようにして下さい。
人参などを乾燥させた野菜は一部食べてもいい物があります。
デグーの歯が白くなってしまった場合はすぐに獣医にかかり、食事に気を配るようにしましょう。
子供のデグーの場合は歯が白い子もいます。
子供の場合はきちんとした食事を取れば、大きくなるにつれて歯の色はオレンジに変わるので安心していいでしょう。
まとめ
動物によって歯の色にも特徴がありますね。人間と同じようになんでも食べれば健康になると思いこまず、きちんとした知識を得てからペットとして迎えいれてあげる事が大事です。
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