初めてデグーを飼う人に気をつけてほしいのが体温調節です。
全く知らずに「朝起きたらデグーがぐったりしている!」そんなことにならない為にも、事前に低体温症について知り、万が一、低体温症になってしまった時の対処法を知っておきましょう。
デグー本来の生息環境
野生のデグーはアンデス山脈の標高1200m以下の地域に生息しています。
デグーが住む地域の環境は一年中暖かく、夏は乾燥し、冬は雨が多くなります。
元々温かい地域に住んでいる生き物ですから、日本のように季節によって暑くなったり寒くなったりする環境には適応していません。
デグーが快適に過ごせる温度は、個体によって差がありますが20~25℃です。
野生のデグーは暑くなりすぎたり、寒すぎたりすると、土の中に穴を掘り巣穴を作り、その中で過ごします。
低体温症とは
低体温症とは長時間寒い状況にいることで、体内の温度が低下し、元気がなくなる、震え、意識を失う、痙攣を起こす、呼吸が浅くなる等の症状が出ます。
放っておくと亡くなってしまうこともあるので、危険な状態を発見したら、すぐ処置をして病院に連れて行きましょう。
低体温症の処置
低体温症になった場合、急激に温めずに少しずつ体温を上げるようにしてあげましょう。
まず人肌で温めてあげる。
エアコンをつけて室内の温度を上げる。
手で優しくマッサージしてあげるのも効果的です。
お湯がすぐ準備できれば、人肌くらいの温度のお湯につけてあげたりしましょう。
対策
低体温症にならない為には、室温やゲージ内の温度の調整を怠らずに管理しましょう。
冬場は室温が10度以下にならないようにし、夏場は逆に熱中症があるので23~25℃、湿度50%以下を保つようにしましょう。
クーラーの風が直接当たらない場所にゲージを置きましょう。
まとめ
デグーの亡くなってしまう原因で多いのが低体温症です。
低体温症を防ぐ為の温度管理や、低体温症になってしまった場合の処置を知っておく事で、
大切な命を守ることができます。
室温が分かる温度計を準備して、日々の温度管理を忘れず行いましょう。
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