小動物の誤食は大変危険です。

特にげっ歯類は、歯が伸び続ける性質を持っているためなにかを齧ることが多く、そのまま間違って飲み込んでしまうことがあります。

デグーはげっ歯類のなかでも、とくに齧るようですね。

対策としてかじり木をケージの中に入れておくこともできますが、デグーがかじり木を気に入らないと使ってくれず、結局ケージの金網やそのほかのものを齧るクセが付いてしまいます。

プラスチック製のケージやおもちゃ、それにデグーがケージの外に出たときに目に入ったものを齧ってしまうこともあるので、誤食には十分に注意したいところです。

腸閉塞になることも

プラスチックを食べても、もちろん消化することはできません。

少量ならそのまま糞として排出することもありますが、量が多いと中で詰まって腸閉塞になってしまうこともあります。

また、飲み込んだものが尖っていると、消化管を傷つけてしまう危険性もありますよね。

プラスチックの素材がデグーにとって有害である可能性もあるため、飼い主が誤食を防ぐように気を付けてあげる必要があるのです。

デグー プラスチック 食べる

どうして齧るの?

げっ歯類は一生歯が伸び続けるため、伸びてきた歯を削ったり、むずむず解消のため、噛み合わせが悪くなる不正咬合を予防するためにも齧るクセが付いています。

また、ストレスということもありますし、飼い主にかまってほしい、餌が欲しいなどのアピールとしても齧っていることもあります。

単頭飼いの子だと、とくに飼い主にスキンシップを求めて齧ってアピールすることが多いようです。

適度に遊んであげることはストレス解消にもなるので、触れ合う時間を増やしてあげてください。

また、デグーは前歯だけでなく奥歯も伸びる性質を持っています。

奥歯に関しては、その辺のものを齧ることでは解消されないことも多いので、牧草を与えることで適度に削らせることができます。

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まとめ

デグーを始めとするげっ歯類は、一生歯が伸び続ける性質を持っているため、なにかを齧ることが多くなっています。気を付けたいのはプラスチックやビニール、布製品などの誤食です。頻繁にそれらを齧っている様子が見られるなら誤食を防ぐためにもやめさせる必要がありますね。誤食は最悪の場合、腸閉塞などになって命に関わることもあるので飼い主が責任を持ってやめさせなくてはいけません。

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