デグーのベビーは1回の出産で3~6匹を、3時間かけて1匹ずつ順番に生まれてきます。
そのため、デグーのお母さんのおっぱいは、なんと8個もあるのです。母乳を飲んですくすく育つのは、3ヶ月までで、その後は大人のデグーと同じような食生活をします。
デグーのお母さんは、母乳を与えるだけでなく、一緒に生活し、ベビーの体温の維持や体の汚れなどのケアもするのです。
デグーのベビーは、2ヶ月を過ぎる頃から、お母さんのマネをして牧草や水をとることを学んでいくのです。
デグーのベビーにとってこの時期は、立派なデグーとして自立するため、様々なことをお母さんから学ぶ大切な時期です。
可愛いデグーベビーを見て、抱きたくなりますが、この時期に頻繁に触ると、人間の匂いがベビーにつき、母親デグーが警戒するので、そっと見守ってあげましょう。
デグーベビーを育てる時期の注意点
デグーベビーの毛は、剛毛のオーバーコートと呼ばれる毛と、アンダーコートと呼ばれる毛の2重構造になっています。
この時期は、まだ大人の毛になっていないので、自分で保温する力がありません。
複数飼いの時は、仲間同士で暖めあうので大事に至る事はありませんが、1匹飼いだとそれが出来ないので、冷え切ってしまいます。
保温力のないデグーのベビーにはヒーターがどうしても必要になります。
室温を見ながら、調節しましょう。
デグーは、高湿度にも弱いのです。
湿度が上がると、菌が繁殖し、病気になったり、毛をかきむしったり、自分で抜いたりします。また、アンモニア臭もひどくなります。
室温25℃~27℃位、湿度50%~65%位を目安にしましょう。
3ヶ月を過ぎたデグーベビーを親から離して育てる場合、金網ケージは保温がしづらいため、最初のうちは保温のしやすい水槽やアクリルケージ、プラスチックケージを使用して保温できるようにしましょう。
出産後、母親デグーと父親デグー、ベビーが同じケージにいる場合は、父親デグーを別の場所に移しましょう。
母親デグーは出産後ストレスを抱えているので、ゆったりした気持ちでベビーを育てられるようにするためです。
父親デグーは、自分のベビーであっても、1匹のデグーとして認識し、オスの場合は追い出そうとして攻撃されたり、メスの場合は共寝を迫られたりするためです。
まとめ
ベビーは、自分で体温調節ができないので、室温・湿度の管理を丁寧にしましょう。
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