ヨーロッパではポピュラーなペットのデグーですが、日本ではまだまだマイナーなペットです。
飼ってみたいけど、難しそうとなかなか手が出ない方もいらっしゃると思います。
飼育はどの位難しいのか、注意点はなにかを調べてみました。
環境
身体を動かすことが大好きなデグーは、ハムスターやリスのゲージよりも背の高いものを用意します。
その他に、給水器、大きめの回し車、巣箱、砂浴び用の容器が必要です。
最も注意しなければならないのは温度調節です。
デグーは適温が20℃~24℃、湿度は40%ぐらいの環境が望ましいとされます。
暑さ寒さに弱く、28℃以上だと熱射病、10℃以下だと低体温症で命を落とすのです。
エアコンのある部屋、騒音・振動が少なく、直射日光に当たらず、人の通りが少ない場所にゲージを設置しましょう。
臭いは?
草食なのでそれほど臭わないそうです。
ただ、トイレのしつけが出来ないので、好きなところに用を足します。
元気なデグーの糞尿の量は半端ではないので、定期的にゲージ内の清掃をしなければなりません。
巣箱など洗いにくい物に尿の臭いが染み込んだ場合、長く放置すると臭いは強くなりますので新しい物に交換します。
また、運動不足・ストレス解消のため、室内を散歩させる際にも糞尿はどこででもしますので、小さなお子さんのいるご家庭は、お子さんが誤ってデグーの糞を口に入れるなどしないように注意しなければなりません。
騒音について
「歌うアンデスのネズミ」の異名の通り多彩な鳴き声を持っています。
小さい体の割に警戒心からか甲高い声で鳴く場合も多いです。
それから、回し車の回転音や、金網を震わせる、何かを齧るなど、様々な音がゲージ内から出ます。
集合住宅での飼育では夜中の騒音として苦情が出ることもあります。
心構えで大事なこと
小動物特有の本能で、かなり体調が悪くても、飼い主さんに気づかせません。
理由として、デグーのような捕食動物が自然界で生き抜くため、天敵にターゲットとして狙われないようにするためだそうです。
なので、倒れる直前まで普通に食事をし、元気に遊ぶなど体調の変化を明確に表現しません。
このため飼い主さんが病気の発見を見逃し、手遅れとなってしまう場合が多いのです。
突然、デグーとのお別れがくる可能性があることも心構えとして必要です。
まとめ
めったに病気をしないデグーの飼育の難易度はそれほど高くありません。温度管理を徹底すれば平均寿命は10年と長生きします。
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