飼っているデグーの健康状態を知るための手段の一つとして、オシッコのチェックがあげられます。
デグーの尿は薄黄色~黄色で、ある程度の臭いがあるのが普通です。
異変に気付くためには、普段から尿の状態をチェックしておくことが大事。
色や臭い、量などをしっかり把握しておきたいですね。
尿が白いとき・赤いとき
ケージの中にされた尿を見たときに、白く染みついていたり、血のような赤やオレンジ色をしていると驚いてしまうのではないでしょうか。
しかし、白い尿は「カルシウム尿」といって、エサから摂りすぎたカルシウムを排出しているために付いている色と考えられます。
また、赤い尿は「色素尿」といって、エサに含まれるポルフィリンという成分の色素がついて赤く見えている可能性があります。
ポルフィリンを含むアルファルファ、タンポポ、クローバー、小松菜、大根の葉などを多く食べたときに出やすくなっています。
ただし赤い尿はもちろん血尿ということや、どこか怪我をしていての出血ということも考えられるので注意しましょう。
臭いがキツイとき
尿の臭いがキツイときには、雑菌が繁殖していることが考えられます。
掃除を怠っていたり、もしくはケージ周りが高温多湿になっていると雑菌が繁殖しやすい環境が整ってしまいます。
できれば掃除は毎日行いたいところです。
また、エサによってもデグーの尿の状態は大きく変わってきます。
基本的に牧草と水が中心のエサだと、臭いもそれほどキツくならないのが普通です。
ケージの外に飛び散るとき
デグーはトイレを覚えることがありません。
またオシッコをすることにはマーキングの意味もあるため、とくにオスはあちこちに尿をしていきます。
なかにはケージの外に向かってする子もいれば、回し車をまわしながらする子もいます。
これらはデグーの習性なので止めることはできません。
飛び散るのを防ぐには、ケージに透明なカバーなどを付けてみましょう。
ホームセンターなどにはクリアカバーも売られていますし、クリアファイルでも代用は可能です。
まとめ
デグーの尿は健康チェックのためにも、日頃から観察しておくと安心です。デグーの尿の色や臭いは、エサによっても大きく変わってくるということを知っておくと、いざというとき慌てずに済みそうですね。デグーはトイレを覚えることができないため、飼い主がこまめな掃除をしてあげる必要があります。
今のあなたにおすすめの記事